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小樽Muse(みゅーず)スタッフの日記です。







    




ランチメニュー 「後志産極上豚ロースカツ 和風ドレッシング仕立て」「ブラジル梅沢農園の有機ペッパーバーグステーキ」「熟成煮込みハンバーグステーキ」「デミグラス チーズオムライス」「海老オム」「Museコンボプレート(煮込みハンバーグステーキ&オムライス)「小海老フライ&煮込みハンバーグステーキ」「バジル&チーズ風味のハンバーグステーキ」「浪漫カレー」「ナポリタン」

月替わりハンバーグ 2月は「大豆とトマトソースのチーズ風味」












2025/02/10
10年ぶりに風邪でダウン(だんな)
 「雪あかりの路」が開幕し、当店もこれまであまり経験したことがないぐらいの忙しさが続いています。道内観光客に加え、中国・台湾のインバウンドが大挙、小樽に押し寄せていることもあって、毎日、入店できる人より席がなくてお帰りいただく方の方が多いぐらいになっています。時には料理の提供に1時間ぐらいかかってしまうこともあり、僕らも精いっぱい頑張っていますが、大変心苦しいことも多くなっています。
 卵を巻くタイプのオムライスだと、フライパンが熱い状態のまま一気に何個でも作れますが、うちみたいなグルっと巻いてかぶせるタイプだと、一度フライパンを冷まして、卵の折り目をキャッチできる温度まで待つ必要があるため、ひとつ作るのに最低3分はかかってしまいます。1グループ6人で全員がオムライス系をオーダーされると、どんなに急いでも完了まで20分かかるので、次のお客さんの料理に取り掛かれるのは早くて20分後。同時に4組5組入店された場合は、順番が後になった方にはだいぶお待ちいただくことになってしまいます。なんとかせねばとずっと思っていますが、ほとんどのお客さんはそれでも辛抱強く待ってくださっているので、今のところ救われてますが、改善の余地をなんとか見出していきたいと思っているところです。

 そんなバタバタの毎日のせいなのかはわかりませんが、先々週末からちょっと体調を崩して、頭痛とのどの痛みが続き、市販の薬を飲みながらなんとかごまかしてやっていましたが、火曜日のランチが終わったあたりで熱がだいぶ上がってきているのを感じて、計ってみたところ、なんと39度3分。ディナーのご予約の方々へなんとか連絡がついて店を閉め、妻に連れられて病院へ行ってきました。インフルエンザとコロナの検査を受け、それはいずれも陰性でほっとしましたが、扁桃腺の晴れがひどくて、呼吸も苦しいぐらいになってました。木曜のランチがどうしてもキャンセルできない予約があったので、水曜日は一日臨時休業して、なんとか木曜までには復活できましたが、僕が店を体調不良で休んだのは10年ぶりのことでした。無理がだいぶたまってたんだろうなぁとも思いますが、そもそも昔から扁桃腺が腫れやすく、それが原因で熱を出すということがしょっちゅうありました。

 まぁいつまでも無理ができる年齢でもなくなってきているし、いつかはプチ爆発するだろうなとは思っていましたが、睡眠時間もずっと短めだったし、健康管理の面でだいぶ改善すべきところがあったと思います。今はすっかり元気ですが、僕だけでなく、今はどの飲食店もとんでもない忙しさの中で頑張っていると思うし、しっかり体調管理して、乗り切っていきたいと思います。


2025/01/29
17年目に入りました(だんな)
 先の1月24日は、当店のオープン16周年記念日でした。自分の中では、ついこの間のことのようにしか思えませんが、この16年で小樽の風景も随分と変わったと思うし、いつもよくしていただいてた方々が、何人も天国へと旅立たれたことを思うと、いろんな思い出の場面が凝縮された16年間だとも思います。

 厨房の設備に関しても、自分としては食器洗浄機や製氷機、コールドテーブルなんかも、オープン時にすべて中古でなく新品で導入したため、今でも新品なような気がしていたのですが、メーカーさんからは「今ならこの価格で買い替えさせていただけます」なんて連絡がしょっちゅうきます。先日はトイレのウォッシュレットが故障しましたが、メーカーに修理を問い合わせてみたところ、「だいぶ古い機種ですので、部品がないです」と言われました。そんな風に、気づけばいろんなものが古くなってきていて、僕らもそれなりの時間を営業してきたんだなぁと思います。

 オープンして最初の2年ぐらいは、ハンバーグのデミグラスソースも市販のものをベースにして作っていたし、調理の技術にせよ、メニューの構成や店づくりにしても、すべてにおいて考えが甘かったと思います。強い危機感をもって、3年目ぐらいから料理研究の旅に出たり、研修に参加したり、そしてコロナで店が営業できなくなった時には、厨房にこもって一人で料理の猛特訓をしたりして、なんとかここまで続けてこれたという感じです。

 そもそもオープンの直前にリーマンショックという恐慌に見舞われ、最悪のタイミングになってしまったのですが、近所のおじさんが、「一番いい時にオープンしますね。世の中が一番悪い時なら、あとは上がるしかないじゃないですか」と言ってくれたのが、ずっと心の支えになって、こうして続けてこれたんだと思います。

 いろんな人に感謝しながら、17年目の今年もますます張り切って頑張っていきたいと思います。小樽は今、「オーバーツーリズム」の影響で、うちの店も中国人観光客が押し寄せてきていますが、これをもって「うちも16年やってきて、こんなに忙しい店になるまで成長できたんだな」なんてめでたいことを思うことはありません。時勢に飲まれることなく、地に足つけてコツコツ頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。


2025/01/20
ダーツボード(だんな)
 今日は気温がぐっと上がって、自宅の屋根もだいぶ雪解けが進みました。また明日は路面がツルっツルになって大変なんだろうなぁと思いつつ、今年は本当に雪が少なくてびっくりしています。札幌も平年の半分以下だというし、小樽では、まだ大がかりな雪かきをすることなくここまできています。「きっとそのうち観測史上最大とかの大雪が降るよ。最後はちゃんと帳尻が合うようになってるんだから」と言う人もいますので、それを覚悟しつつ、嵐の前の静けさを感じながら毎日を過ごしています。

 さて、先日洞爺へ行きまして、妻の実家の大掃除を手伝ってきました。妻のお父さんはずっと洞爺で一人で暮らしてきたのですが、だいぶ高齢になってきたのと、あちこちに体にも悪いところが出てきたりもしているので、小樽へ引っ越してきてもらうことにしまして、洞爺の自宅はきれいに掃除をしようということになりました。その最中に、お宝ものの、ダーツボードを発見。僕も小樽に来る前はこの家に10年ほど住んでいたのですが、こんなものがあったなんて全く知りませんでした。どこかわからないが英語ではない外国のタグがついていて、重さずっしり10キロから15キロぐらいある金属製の枠ぶちにはめこまれた、重厚なダーツボード。持って帰ってきて、さっそく店の壁に取り付けてみましたが、なかなかいい感じです。前々からそこにあったみたいに、しっくりなじんでいます。「せっかくだから矢も買ってきて、ダーツを楽しめるようにしてもいいかもね」とスタッフの子に言ったところ、「壁じゅう穴だらけになりそうだから、やめたほうがいいって!」と言われたので、それはやめることにしますが、気づいた方はぜひご覧いただけたらと思います。


2025/01/10
2025年、スタート(だんな)
 2025年の年明けを迎えて早10日。遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。

 4日より新年の営業がスタートしましたが、いきなりの土日ということもあって、両日ともに一日100個以上の卵を使ったほどの忙しさ。ようやく今日あたりは平常の営業に戻った感じになりましたが、僕もスタッフもさすがにヘトヘトでした。つい2週間ほど前がクリスマスだったのに、気づけば2月の「雪あかりの路」も間近に迫ってきていて、このまま雪解けからゴールデンウィークまでもあっという間なんだろうなぁと、すでに今から思っています。

 今年の抱負、というほどでもありませんが、ちょっと考えているのは、久しぶりにDIY(日曜大工)をやってみたいなという気持ちが高まってきているのもあって、レジ台にちょっと雰囲気のある英国調の装飾ゲートみたいなものを作ってみようかなと、思っています。あと、テーブルの色ももっとダークな、漆塗りのような趣に塗り替えてみようかな、とも思っていまして、入店されたお客様が「お!いい雰囲気だね」と思ってくださるような店づくりに、いろいろと取り組んでみようかなと思っているところです。

 プライベートでは、夏のお盆の後ぐらいに、3日ほどお休みをいただいて、バイクで稚内、礼文島まで行ってみたいなと思っています。僕らぐらいの年齢になると、やってみたいと思ったことは今やらないと、いつどんなことがあって出来なくなるかもわかりませんので、人生のやり残しを悔やむことがないよう、ひとつひとつ実現していきたいと思います。

 来月に迫った「雪あかりの路」の期間中(2月8日〜16日)は、妻が小樽運河沿いの「運河PLUS(プラス)」でキャンドル&ワックスアートの個展を開催することになっていて、今はずっと自宅のキャンドル工房にこもって制作活動にいそしんでいます。「小樽人の色」と題したテーマ開催で、キャッチコピーは「雪あかりの路のころ、トンネルの向こうに見えてくる 小樽色の灯り」。妻は昨年もいろいろなイベントや美術館からお声がけをいただいて、一年を通して本当に忙しい毎日でしたが、今年は地元小樽の風物詩的イベントでの個展開催ということで、本人も大いに張り切って頑張っています。

 正月気分の余韻を楽しんでいる暇もなく、さっそくバタバタと忙しい毎日を過ごしていますが。それも今だからできることだし、楽しんでひとつひとつ、頑張っていきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


2024/12/31
今年もありがとうございました(だんな)
 先の27日にて今年の営業は終わりまして、今は年末年始のお休みをいただいております。息子の柊太くんと娘のすーちゃんも帰省してきて、永ちゃん(妻の兄)とジャル(妻の父)も合流して賑やかな年越しを迎える…はずでしたが、なんと子供たちは二人ともインフルエンザに感染して帰省できないことになり、結果、我々ベテラン勢だけで年越しを迎えることとなりました。久しぶりに子供たちとゆっくり語らいながら過ごしたかったなぁと思うし、誰より本人たちが本当に悔しんで、悲しんでいるだけに何とも言えない思いですが、スマホのフェイスタイムを使ったりして、時間だけは共有して、いい年越しにしたいと思っています。

 大晦日を迎えると、一年は本当にあっという間だったなぁと思いながらも、ひとつひとつを振り返ってみれば、いろんなことが詰め込まれた一年だったなぁとも思います。店の方は、過去16年で一番忙しく、仕込みをしながら、このまま体が持つかなぁと思ったことが何度もあったし、オープン前からお客さんが並ぶようになって、時間との闘いが続いた一年だったと思います。息子が就職し、娘は大学受験を経て東京の私大に進学、ジャル(妻の父)は洞爺から小樽へ引っ越して来ることになりました。春にはアメリカに住む京太くん(妻の弟)が家族を連れてやってきて、3週間小樽の我が家へ滞在。忘れ難い楽しい思い出を作ることができたし、僕個人も新しいバイクを買い、友人のT君と2回、ロングツーリングをすることもできました。そのバイクに妻も乗せて、夫婦でいろんなところに出かけたりして、これまでになかった新しい思い出づくりをすることもできました。 去年の大晦日には想像もしていなかったいろいろなことがあって、やっぱり一年という時間の中には、たっぷりと内容が詰め込まれているんだな、とも実感しています。

 来年の今ごろ、どんなことを振り返っているのか、やはり今は想像もできませんが、いろんなことが待っていると思います。ちょっと仕事から離れて、あと数日、のんびり過ごしたいと思います。

 皆様もぜひ、良いお年をお迎えください。一年、本当にありがとうございました。


2024/12/18
クリスマス、近づく(だんな)
 今年も残すところ2週間を切り、当店の年内営業もあと10日ほどとなりました。今年はまた本当にあっという間の一年で、ついさっきまで夏だっただろ、と言いたくなるぐらいの猛スピードで今を迎えている感じです。
 クリスマスも本番が近づいておりますが、今年はかつてないぐらい微妙な日取りで、24日のクリスマスイブが火曜日、その前日の23日は月曜なので当店は定休日となり、流れが途切れるような日程となっています。なので、今週末の金・土・日の夜が多くの方にとってのクリスマスディナーとなる感じで、ご予約状況からだいぶ忙しくなりそうです。24日は17時30分以降20時まではすべて満席となっておりますが、17時からスタートでよろしければ数席まだご用意できます。さらに20時スタートでよろしければ21時30分まで延長いたしますので、それも数席ご用意できます。ご検討中の方がおられましたら、ぜひご一考お願いいたします。25日はどの時間帯もまだ数席ご用意できます。

 サンタクロースがトナカイのそりに乗って、プレゼントを持って来てくれると、こんな僕あたりのおっさんでも子供の頃は信じていました。朝起きて枕元を見てみると、僕が欲しかった「イナズマンの変身ベルト」が置いてあって、びっくりし過ぎて放心状態になったことがありました。今思えば、あれは両親が買ってくれたものなのか、それとも本当にサンタさんがもってきてくれたのか、真相はわからない。そんなファンタジックな気分を、今の時代でもぜひ、当店で味わっていただけたらなと思います。


2024/11/29
クリスマスディナーコース(だんな)
 早いもので今年も残すところ一か月ほどとなりました。年末年始の予定としましては、年内は12月27日(金)まで営業、年始は1月4日よりスタートとさせていただきます。

 クリスマスも近づいてきましたが、今年は例年より早く、昨日より店内にクリスマスツリーを設置しました。一年で最も素敵な雰囲気に包まれるシーズンだけに、イギリス仕様の手の込んだオーナメントを眺めながら、ゆったりとした時間をお過ごしいただたらと思います。

 今年は日程的にクリスマスと週末がかぶっていないため、24日(火)、25日(水)の二日間だけ「クリスマスディナーコース」をご用意させていただくこととなりました。週末の21日(土)と22日(日)からは、「クリスマスセット(熟成煮込ハンバーグ&プロバンス風チキン&エビフライ)」をメニューに加えて、その他のメニューと合わせてオーダーしていただけるようにしました。

 コロナ時期から「クリスマスオードブル」を提供させていただいておりましたが、コロナも落ち着いたことから、今年から24、25日もランチはお休みせずに営業し、オードブルはお休みさせていただきます。

 そして、22日(日)のランチタイムには、地元のジャズトリオによる「クリスマスジャズライブ」を開催させていただくことになりました。こちらは完全予約制にて、煮込みハンバーグorブラックペッパーバーグ&ドリンクがついて2000円、12時から開演となります。お食事のみの一般営業はしておりませんので、ライブ参加の方のみのご予約承りとなります。

 もともと、店を始める前からこのクリスマスシーズンの雰囲気が好きで、クリスマスにぴったりの店はどこだろうと探したりしていただけに、自分の店ではその頃の思いを、店の内外で余すことなく表現していきたいと思っています。それぞれのプランも含めて、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。


2024/11/02
千歳アウトレットモールレラ (だんな)
 早いもので気づけばもう11月。今年も残り2か月を切りました。
 8月から始めた「月替わりハンバーグ」の方がなかなかの好調で、今月の「チェダーチーズバーグ」は開始早々からすでに当店の人気メニューランキングの上位となっております。開業以来、「あれこれメニューを増やさずに、ひとつひとつの完成度を上げることにひたすら取り組む」という姿勢でやってきましたが、こういう切り口はアリだな、と日々実感しているところです。

 さて、今日のニュースで「千歳アウトレットモール レラ」が、営業施設としての運営を終了するということが取り上げられていました。ここ数年はほとんど行くこともなかったし、店舗がどんどん撤退して寂しい状況になっているのも知っていましたが、にぎやかだった頃、家族でワクワクしながら見て回りながら、楽しい思い出を作った大好きな場所でした。衰退の原因は、近くに「北広島 三井アウトレットモール」ができ、そこに客を奪われたからだと言われますが、「レラファン」の僕に言わせれば、客を奪われたというよりも、店を奪われたといった思いが強いです。三井がオープンするとなった時、レラに行ってみるとたくさんの店が「移転のため閉店いたします」と張り紙をしていて、右にならえとばかりにどんどん抜けていきました。確かに、冬が長く厳しい北海道で、屋外型のアウトレットモールというのはなかなかハードルが高かったのかも知れません。でも、冬のレラの雰囲気はとても素敵だったし、僕の仕事柄、ゆっくりと一日過ごした楽しい思い出は冬ばかりでした。ちょっと前に、妻と二人で久しぶりにレラに行き、最後の想い出にと、僕もバイクのグローブや厨房用品なんかを買いました。歩いていると、あのにぎやかだった頃をいつでも思い出せるし、子供たちが大ハッスルしていた声が聞こえてくる気がしました。レラだけでなく、どんな店でも施設でも、僕の店でも、必ず最後の日は来るし、いつかは遠い記憶になっていくのでしょうが、数々の楽しい思い出は忘れないし、忘れたくない、と思います。


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