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小樽Muse(みゅーず)スタッフの日記です。







    




ランチメニュー 「後志産極上豚ロースカツ 和風ドレッシング仕立て」「ブラジル梅沢農園の有機ペッパーバーグステーキ」「熟成煮込みハンバーグステーキ」「デミグラス チーズオムライス」「海老オム」「Museコンボプレート(煮込みハンバーグステーキ&オムライス)「小海老フライ&煮込みハンバーグステーキ」「バジル&チーズ風味のハンバーグステーキ」

月替わりハンバーグ 9月は「〜あんかけ風〜きのこのたまり醤油仕立て〜」












2024/09/25
音座なまらいぶ、無事に終了(だんな)
 先日行われた「音座なまらいぶ小樽」。今回が24回目の開催ということで、当店は2009年の開業以来ずっと参加しているので、その歴史の半分以上、このイベントに名を刻んでいることになります。僕らにとっても思い入れ深いこのイベントですが、今回は例年にも増して、本当に充実した、素晴らしい開催となりました。
 トップバッターとなった「あきえ」さんは、全曲自作オリジナルソングをギターと歌の弾き語りで披露。漫画家としても活躍する彼女だけに、音楽という表現の場でもその表現力をいかんなく発揮。続いて登場の「ジェーン稲村」さんは、同じくギター弾き語りで、松山千春の曲などをスケールの大きな演奏で、聴衆をぐいぐい引き込んでいました。3番目に登場の「ソクタフェ」さんは、ギター&ヴォーカルとカホンによる男女ユニット。ロックフィーリング漂う見た目のクールさそのままに、歌も演奏も、豊富なステージ歴の裏付けを感じさせる見事なもの。選曲のセンスの良さも含め、すべてにおいて圧巻でした。そして、続いて登場の「Banilla」さんは、女性ヴォーカル&男性のギター、ベースによる3人編成のグループ。以前この「音なま」で出演していただいて以来、ずっと親しくさせていただいていて、ジャズをベースにしたその演奏も一線級の代物。そんな彼らからの提案で、「Museギター愛好会」の僕と亜弥さんと一曲一緒に演やりたい、ということになり、カーペンターズの「イエスタデイ・ワンズ・モア」を競演いたしました。亜弥さんは出演直前に「お腹がいたい」と言ってましたが、「ほんじゃ、保健室に行くか?」と僕に言われながら意を決して本番へ。忘れられない、最高の想い出をつくることができました。
 そして次にはギター弾き語りの「はたやま幸男」さんが登場。ミスターチルドレンのカバーという演目で、これまたライブ経験の豊かさが瞬時に見てとれる、実に見事なステージ。「ミスチルが好きでよかったなぁ」と聴いた人の誰にも思わせる、胸を打つ歌と演奏でした。
 ラストはアコーディオンとピアノによる男女ユニット「楓」さん。こういうライブではあまり聴くことのできないアコーディオンの音色は、ちょっとノスタルジックでもあり、僕らの心のDNAにはきっとこの音色が刻まれてるんだろうな、と思わせる心地よさでした。

 さてこうして振り返ってみても、これまでの「音なま」の中でも、最も心地よい余韻が残る、充実した開催だったように思えるし、これから先も、なんらかの形で関わっていけたらいいな、と思える出演者の方々だったように思います。

 24回目となった音座生らいぶ、回数を重ねただけでなく、出演者の質も素晴らしくレベルアップしているのを実感したし、立ち上がってはすぐ消える他の音楽イベントとは、そこの違いが大きいんだなと気づきました。もちろん来年も会場として、この歴史の流れに乗せてもらいたいなと思います。


2024/09/15
水害アクシデント(だんな)
 9月のW3連休に突入しておりますが、本日、中日(なかび)のランチは、とんだアクシデントに見舞われて臨時休業となってしまいました。朝、いつも通り出勤して、シャッターを開けて店に入ると、ゴーゴーという凄い音がして、なんと天井から滝のような水が流れ落ちていて、店内水浸しとなっていました。
 原因は、話せば長いので割愛しますが、完全に僕のミスで、2階がご自宅の大家さんにも大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。妻と二人で店と大家さんのご自宅の両方の水出しをし、なんとか夕方までには修復させてディナーは営業することができましたが、ほんとに地獄でした。ランチもたくさんのご予約をいただいていたし、修復作業中にもディナーのお申込みの電話もたくさんいただきましたが、すべてお断りすることになり、連休の最中なのに本当に申し訳ない思いでいっぱいでした。でも、ウチの大家さんは本当にいい人で、「今回は自分にも非があると思うから、来月の家賃は半分でいいです」なんて言ってくれて、もちろんとんでもないのでキチンと払いますが、落ち込んでる身には本当にありがたい思いでした。16年近くもやっていると、設備のことでいろいろ出てくることもあるだろうとはいつも思っていますが、なかなか凄い経験をさせてもらったな、と思います。ともあれ、すべて元通りに修復できましたので、今日のディナーからはいつも通り元気にやっております。水浸しになった分、清掃でフロアはかなりきれいになりましたので、怪我の功名とばかりに気分一新、頑張っていきたいと思います。


2024/08/22
待望のツーリング(だんな)
 今年のお盆はロング日程だったこともあり、連日本当にクタクタになるまで頑張らせてもらったお盆でした。たくさんのお客様のご来店、本当にありがたかったし、時にはかなりお待たせしてしまうこともありましたが、いいお客さんばかりで、恵まれてるなぁと思います。お盆が過ぎて、いよいよ秋空が広がってきましたが、食欲の秋ということで、ますます頑張っていきたいと思います。

 さて、今週の月火と、そのお盆の代休ということで連休をいただきまして、友人のT君と今年もツーリングに出かけてきました。T君は横浜に住んでいるため、レンタルバイクでの旅となったのですが、これに向けて自前のヘルメット、グローブ、レインウェア、プロテクター入りのジャケットとか、いろんなものを買い揃えて、たった一泊二日のツーリングを、こんなにも楽しみにしてくれてたんだなと、出発前から本当に嬉しくなりました。目的地は層雲峡温泉。景色を楽しもうと、日本海側の海岸道路を走って、留萌〜深川〜旭川〜層雲峡というルートを選びました。さぁ出発というときに、突然僕のスマホが鳴り、出てみると層雲峡のホテルからの電話。「大変申し訳ありません。ご予約いただいていた洋室の方、ダブルブッキングしてしまい、ご用意できなくなってしまいました。和室でしたらご用意できるのですが、ご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ございません」と。僕が「ああいいですよ、和室でも全然。わざわざすみません」というと、「いえ、ご迷惑をお掛けしてしまいましたので、宿泊料は結構ですので。ぜひいらしていただけますか」「いや、いいですよそんなの。気にしないで普通にとってもらったらいいですから」「いえ、こちらからのお願いです」なんてやりとりになりまして、結局層雲峡のホテルに無料で泊まらせていただけることになりました。ふたりで、「なんだかラッキーだな、今年の俺らの運をすべて使い果たしたな」と言いながら出発。僕はバイクでひとり走るときはいつも雨に見舞われる、完全なる「雨男」ですが、T君と遊びに行くときは、長い付き合いの中で一度も雨だったことがなく、聞けばやはり、彼は自他ともに認める完全無欠の「晴れ男」。天気予報は雨でしたが、T君が走れば走るほど雲はどんどん逃げていき、最高の秋晴れの下でのツーリングとなりました。到着地の層雲峡は、初めて行きましたが、岩が切り立つ絶景が続き、風情溢れる渓谷との絵的なマッチングが最高で、絶景を背景に、おいしい料理と温泉を心ゆくまで楽しむことができました。いろいろ寄り道しながら、往復800キロを走ったバイク旅でしたが、普段、厨房から一歩も出ずにひたすら仕事に向かっている身からすれば、本当に気持ちいい疲れを味わうことができました。どんな小さなこともいい思い出にしようとするT君との旅はいつも本当に楽しいし、また忘れられない、一生の思い出ができました。また来年の楽しみに向けて、毎日頑張っていきたいと思います。


2024/08/08
月替わりハンバーグ、スタート(だんな)
 先日行われた「若本香織&クラウディオ石川 ボサノバライブ」。投銭ライブということで、一般のお客様もノーチャージで観られるということから、食事に来られた方々も含めて店内は満席。札幌とブラジル、ボサノバの交流に常に第一人者として関わってこられた若本さんと、ブラジルに生まれ育ち、30年前に日本へ帰国移住し、本場のボサノバの魅力を発信し続けてきた石川さん。最高の顔合わせが繰り出す、真夏にぴったりなラテンサウンドの数々に、最後まで最高潮の盛り上がりが続く、会場一体の素晴らしいライブとなりました。
 僕らにとっても本当に久しぶりのライブ開催でしたが、やっぱり生の音楽はいいなぁと改めて思わせてくれるとともに、来月開催される「音座なまらいぶ」の方も、今から楽しみになってきました。先日、希望の出演者を選ぶ「音なまドラフト会議」が行われましたが、アマチュアとはいえ実力者ぞろいの、巷で評判の素晴らしいバンド、ミュージシャンを獲得することができただけに、それもきっと素晴らしい一日になろうかと、すでにワクワクしています。

 さて、この8月より、通常のメニューに加えて、「月替わりハンバーグ」というのをお出しすることになりました。スタッフの千紗さんが当店の「企画部長」としていろいろなアイデアをいつも提案してくれていて、「お子様プレート」や「大人のラムレーズンアイス」も今月よりスタートしております。月替わりハンバーグの方は、今月は大根おろしと和風ドレッシングを使った「和風ハンバーグ」となっております。千紗さんは、一年数か月前に加わった、うちでは一番新しいスタッフですが、ご実家のご両親が育てた野菜をたくさん持ってきてくれたり、おしゃれな器を買ってきてくれたり、とにかく店にとってプラスになることをいつも考えてくれていて、さらに言えば接客もどなたに対してもフレンドリーで、本当にこれ以上ない存在。いつまでもずっと勤めてくれると言ってくれているし、僕ら夫婦も本当に頼りにしてるし、助かってます。平日のランチ担当のさやかさんは4年間、ほぼ欠勤なく来てくれて、常連さんのことを誰よりもわかってくれているし、商大生の亜弥さんも一年生から加入してすでに4年生。僕とは一緒にギターをやったり楽しい思い出を作りながら、忙しい時には誰にも勝る右腕になってくれる。自慢したいわけじゃないけど自慢したくなる、本当にいいスタッフに恵まれてるなぁと思います。僕自身、歳を重ねてきて、忙しいときの持久力、アドレナリンの量が減ってきてるなと感じることも多いこのごろですが、みんなの力で補ってもらって、さらにますます頑張っていかねばと思っているところです。


2024/07/19
久々のライブ開催(だんな)
 この前の定休日は、天気も良かったので朝からバイクで積丹半島をぐるっと一周走ってきました。春先に、ずっと前から欲しかったCT125(通称ハンターカブ)を購入して、5月に函館まで一泊2日の一人ツーリング、6月に美唄までプチライディングしただけで、それ以外はひたすら仕入れ買い出しに乗るばかりの代物となっていました。積丹半島は、ずっと乗っていた「クロスカブ」でも何回も行っていますが、今回はノープランで一日ゆっくりいろんなところ見ながら走ろうと、まずは「美国」でひと休憩。この「美国」という地名からして、なんともワクワクさせてくれるし、「美唄」も大好きな地名だけど、どんな素敵なところなんだろうと思わせてくれるところ。すると、その美国のキャンプ場でひとりのおっちゃんが近寄ってきて、「あんた、どこから来たんだい?」と話しかけてきました。地元の人とこうして話をするのも「旅(?)」の醍醐味かもしれないなと、40分ぐらいずっと話をひたすら聞いていましたが、途中から「わしはサラリーマン時代ははっきり言ってエリートだった」「今は酒とタバコがあればそれでいい。金と女にはもう飽きた」「あんた、もうちょっと時間あるかい?」ってな流れになり、「すみません、急いでるんでそろそろ行きます」と立ち去りました。「なんだかな〜」と言いながら、岩内、倶知安、ニセコに立ち寄り、夕方無事に帰宅。まぁ、いい息抜きができたんじゃないでしょうか、一応(笑)。

 そんなことより、8月3日(土)の夜、ブラジリアンミュージックの巨匠・Claudio 石川さんと、札幌ボサノバ界のマドンナ・若本香織さんによる投銭ライブが、当店にて開催されることとなりました。コロナもあって、近年はなかなかライブ開催の機会もありませんでしたが、真夏の夜にぴったりな、ラテンテイスト満喫のスペシャルなひとときとなりそうです。鑑賞は無料ですが、投銭ですので、ミュージシャンにいくらかでもお心遣いをいただければ、というのと、ワンオーダー制とさせていただきますので、ライブ中にお食事かドリンクをご注文いただければと思います。ご予約はメールでもお電話でも承りますので、ぜひこの機会にご検討くださいますと幸いに存じます。どうぞよろしくお願いもうしあげます。


2024/07/03
営業電話が多くなってきて(だんな)
 いよいよ夏の本番が近づいてきて、店内も冷房を入れる日も多くなってきました。
 そんな中でも毎日のようにかかってくるのが、いろんなところからの営業電話。食材の紹介とかなら、むしろこちらもありがたいヒントをもられることも多いのですが、ちょっと前まで多かったのは「電気ガス料金の見直し」「Wi-Fi環境の見直し」。うんざりしつつも、まだ断ればいいだけの話でよかったのですが、最近かかってくるのは「新設のグルメサイトに完全無料で掲載させてほしいので、取材を申し込みたい」「グルメサイトを立ち上げるにあたって、モニター店になってほしい」とかいうもの。一度、「ああ、それならいいですよ」と取材を受けたことがありましたが、1時間ほど、ずっと褒めちぎられながら(笑)いろんな質問に答え、スマホを使って登録情報もその場ですべて入力し終えたところで、「今回、掲載に関してはすべて無料でございますが、ひとつだけお願いがありまして、業務用のWi-Fiを半年間、お店の方に設置していただきたいんですね。その半年分はこちらで料金はすべて負担させていただきます。月々1万5千円の半年分ですので9万円をご指定の口座に先に入金させていただきます。半年後はオーナー様の方で、もし不要でしたら解約していただいて結構ですので」と。僕は「いや、今になってから言う話ではないですよ、最初に言わないとそんなことは。1時間もずっとハイそうですね、いいですよ、と言わせ続けて、最後にその流れでハイわかりましたと言わせようとしてるにしか見えないですわ。とりあえずウチの怖い嫁さんと相談してからにします」と言って電話を切りましたが(笑)。その後、その会社をインターネットで調べてみたところ、やはりその半年分の前払い9万円というのは振り込まれることなく、ネットに表示しきれないほど多くの被害者の怒りの声が書き込まれていました。さらには今日も、「売上を毎月100万円アップさせる方法があります」との電話が。その会社も最近忙しい時間に何度もかけてきていたので、ネットで調べてみると、有名なYoutuberとかグルメライターあたりの、俗にいう「インフルエンサー」を店に送りこみ、料理を食べさせ、絶賛させて、集客を一気に増やすんだとか。
 僕らの店をずっと心から応援してくれている人は、僕らがゼロからマイナスから、必死に頑張ってやってきていることを知っている。そんな人たちが本当のインフルエンサーだし、柳の下にどじょうがころがっているなんてことは絶対にないことぐらいは、僕らも百も知っている、と言いたい。


2024/06/20
Jun's Light展 開催中(だんな)
 本日より26日(水)まで、妻の個展Jun's Lihgt展が、最上町の自宅にて開催されています。2001年からキャンドル事業に携わり、大丸札幌店や大通ビッセなどで何度も個展を開催してきた妻ですが、その世界観をより自由に表現できる場として、2年前より自宅を会場に、お客様との距離をもっと近づけた、独自のスタイルに取り組んでいます。
 今回のテーマは「ある境界 A Boundary 〜あなた、わたし、わたしたち」。この言葉の解釈は人それぞれだと思いますが、僕たちは生きていく中で、あらゆる場面で「境界」というものを感じていると思います。色々な人と関わり、いろんなグループに所属して、でも、周りにいるたくさんの「あなた」の中に「わたしたち」と呼べる人がどれだけいるだろうか。人との関係において「ある境界」を越えた、本当に心許せる人が一人でもいれば、それは本当に素敵なことだと僕は思います。妻が今回制作したすべての作品はそのテーマに沿ったもので、キャンドルもワックスアートも、手にした人の目に、胸に響くものばかりが並んでいます。ぜひ、この機会に、会場である自宅にて、作品をじっくりと味わっていただければと思います。
 なお、完全ご予約制となっておりまして、Jun's Lightのホームページよりお申込みいただけるようになっております。駐車場も完備しておりますので、お車の方もそのままお越しいただけます。また、期間中もMuseは通常通り営業しております。


2024/05/21
バイクでゲリラ豪雨に遭遇(だんな)
 先週はGWの代休ということで、15、16日とお休みさせていただいて、妻を残してひとり、函館までバイクツーリングに出かけてきました。函館という街が凄く好きなのもありますが、小樽から250キロという距離が、ツーリングで向かうにはちょうどいい距離ということもあり、毎年この時期に計画して、今回が3回目となります。

 行きは天気も最高で、この春に新たに購入したバイク、honda CT125(ハンターカブ)の乗り心地を楽しみながら、途中、森町で名物のいか飯を食べたりしながら5時間ほどで函館に到着。格安のライダーズハウスで一泊する中で、夜の函館を走って回ったり、有名なハセガワストアの焼き鳥弁当を買ったり、妻やスタッフの子たちのお土産に「アンジェリック・ヴォヤージュ」という店で洋菓子を買ったりしながら、男ひとりバイク旅を満喫。

 次の日、朝一で鹿部町へ向かい、「間欠泉公園」へと。ここは、15分毎に地下から噴き出す源泉が高さ15メートルまで吹き上がるのを見れる場所。僕が到着したときは地下から湯気がもわもわとしているだけでしたが、10分ほど待つと、ボッボッと音を立てながら湯が出て来て、その後、一気にビュイ〜ンと凄い量の源泉が噴き出して、15メートルの高さに設置された大きな皿に当たる、迫力満点の光景が。いや〜凄いものを見たなぁと思いながら鹿部を後にして、大沼公園にある洋食の名店「ケルン」へ。ここは、函館近郊に住む人たちが皆口を揃えて「私たちはケルンで育ったようなもの」というぐらい、長く地元に愛され、高い評価を受けてきた名店中の名店。大型バスの駐車場まであり、ホールも厨房もそれぞれ10人ぐらいずつのスタッフがいる大型店で、11時30分オープンの時点ですでに満席、何組も待ちが出ているほどの人気ぶりでした。僕はひとりなので、大きなテーブルの端の方に席を用意してくれてすぐに着席。ハンバーグ&エビフライのランチをいただきましたが、もちろん大変おいしく、提供の仕方も素晴らしく、大いに勉強になりました。
 夕方、函館を出発する頃までは天気は大丈夫だったのですが、森町を過ぎたあたりから雨が降りはじめ、八雲町の手前ぐらいからは、前がほとんど見えないぐらいのゲリラ豪雨に。このあたり、今年大型トラックと観光バスの正面衝突があった、片側1車線で路肩もない、運転危険区域に指定された魔の道路。僕は左手でヘルメットのシールドを拭きながら、法定速度の倍以上のスピードで走る前のトラックのテールランプを頼りに片手で走り続ける事態に。後ろにも大型トラックが連なっていて、逃げる場所もない中で、ちらっと見えた道路標識に「長万部まで32キロ」と書いてあるのを見て、かなりの緊張感で体が硬直してきました。もし路肩に足をとられたり、タイヤがスリップしたりしたらヤバイ中、まさにワンミスも許されないと悟ったとき、人生で初めて「これはもう、ダメかもわからんなぁ」と思いました。そんな状況で走り続けながら、なんとか長万部に入り、国道も3車線となったことで、左手に見えたローソンへ退避。無事でよかったと思う反面、自宅についてお風呂に入りながら、まだ無事だったことが信じられないままでした。
 楽しかったはずの函館バイク旅でしたが、最後のそれで、なんだかだいぶ吹っ飛んでしまった気分でした。
 僕が言うのもなんですが、皆さん雨のバイクには気をつけましょう(笑)。


2024/05/06
想い出に残るGW(だんな)
 今年のゴールデンウィークも本日で最終日となりました。期間中は天候に恵まれたこともあって、本当に凄い来客で、入店できた人よりもできなかった人の方が多かったほど、昼夜問わず猛烈な忙しさでした。5月4日のディナーの最後の方では、オーダー表を見ながら、焼くハンバーグの数を何度数えても頭が覚えてくれないほど、疲労困憊度がマックスを越えてしまっていました。これほど疲れたのは記憶にないし、そのせいでお客様も1時間ほどお待たせしてしまうことにもなりました。でも、ご迷惑をお掛けしながらもスタッフの頑張りでなんとか乗り越えられたし、この反省点を生かして、またこれから頑張りたいと思います。

 このGWの前に、アメリカ・モンタナ州に住む妻の弟・京太くんが、家族を連れて帰国。4月の中盤から小樽の我が家にずっとステイしています。京太くん自身も4年ぶりの帰国で、アメリカ人の奥さん・ミッシェルは2006年以来なんと18年ぶり、そして2人の子供たちは初めての来日となりました。子供たちにとっては飛行機に乗ること自体が初めてということで、体調面はもちろん、気持ちの面でも心配な部分はありましたが、3週間の小樽滞在を本当にみんな満喫していて、特に子供たちはショッピングセンターにある「ガチャガチャ」やUFOキャッチャーに大興奮。この間、洞爺のお父さんもずっと小樽で一緒に暮らし、先月末にはうちの長男・柊太くんも仕事の都合をつけて2泊3日で帰省、さらに月初めには茅ケ崎から妻の兄・永ちゃんとうちの長女・すーちゃんも帰省してきて合流と、総勢11人で、大賑わいのひとときを過ごしました。そんな京太くんファミリーも明日のお昼の便で帰国の途へ。僕も明日は店を休んで、妻とお父さんと一緒に千歳空港へ見送りに行ってきます。楽しい思い出がいっぱい過ぎて、もう帰りたくないと今から悲しみに包まれていますが、この想い出を胸に、向こうでもみんなしっかり頑張ってほしいと思います。
 そして、昨日、5月5日には、うちのスタッフ・さやかさんの結婚式が札幌・京王プラザホテルで行われ、店を休んで妻とふたりで参列してきました。ふたりの歩みを記録した映像がステージの白幕に映し出され、そのカーテンが上がると、ウエディングドレスを着たさやかさんが階段の中段に座っている姿が。そこに現れたご主人が階段をゆっくりと上がり、さやかさんの手をとって立たせてあげて、ふたりで階段を降りてステージへ。映画のワンシーンのような、なんともドラマチックな幕開けとなりました。今どきの結婚式の演出の凄さに驚きながら、隣の妻に「いやぁ、凄いね。俺らもやればよかったな、ガハハ」と言ったところ無視されましたが(笑)。さやかさんに依頼され、妻が作ったキャンドルがすべてのテーブルに設置され、ロマンチックなキャンドルサービス、豪華な料理、友人や恩人からの心温まるメッセージと、本当に素晴らしい披露宴でした。もちろん、さやかさんも、普段毎日一緒に仕事をしている姿を忘れるほど、本当に美しい姿で、150名を超える参列者のすべてを魅了していました。

 仕事でもプライベートでも本当に内容の濃い、たくさんの想い出が詰まった忘れ得ぬゴールデンウィークとなりました。


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