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小樽Muse(みゅーず)スタッフの日記です。







    




ランチメニュー 「後志産極上豚ロースカツ 和風ドレッシング仕立て」「ブラジル梅沢農園の有機ペッパーバーグステーキ」「熟成煮込みハンバーグステーキ」「デミグラス チーズオムライス」「海老オム」「Museコンボプレート(煮込みハンバーグステーキ&オムライス)「小海老フライ&煮込みハンバーグステーキ」「バジル&チーズ風味のハンバーグステーキ」












2024/03/28
子供たちの門出(だんな)
 昨日の早朝便の飛行機で、娘のすみれが東京へと旅立ちました。期待と不安が入り交じった、この先に待つ未来への希望に胸を膨らませた記念すべき門出ということで、僕も朝4時に起きて、千歳空港まで見送りに行ってきました。アパートの契約や家具やベッドなど必需品の買い揃えなどもあるため、妻も同行して1週間東京へ滞在。入学式まで見届けてからこちらへ帰ってくることになっています。

 昨日は仕事を終えて、インコのルルちゃんだけが待つ自宅へ帰ってきましたが、いつもリビングにいるのが当然だったすーちゃんがもういないのかと思うと、なんだかやっぱり寂しい気持ちにもなりました。東京での大学生活で、いい人たちに囲まれて、いい友達に恵まれるといいなと願いつつ、いろいろと心配もしますが、気づけばもう立派な女性になってるんだな、と今さら驚いたりもしています。いつまでも小さな子供のままのような気がしていましたが、もしかすると成長が遅れてるのは僕なんかなと(笑)。

 ともあれ、息子の柊太くんも無事に大学を卒業して、この春から長野の企業に就職。まずは一人、なんとか子育てを終えることができ、肩の荷が半分おりたような気がします。

 僕らのような飲食店といった業界は、誰でも参入できて年間に4万店もの店が国内でオープンし、その一方で既存の5万店が閉店するという、最も始めやすくて、最も継続させるのが難しい業界。僕らにしても、子供たちの無邪気な姿を見ながら、自分が今歯を食いしばらないでどうする?と、何度も立ち上がってきたように思います。子供たちがそれぞれに新しい門出を迎えて、僕ら夫婦にとっては、これ以上嬉しいことはないなと、しみじみ実感しているところです。


2024/03/01
すーちゃんの卒業式(だんな)
 今日は娘のすーちゃんの高校卒業式ということで、お休みをいただいて参列してきました。
 ついこの間入学したばかりだと思うのに、3年なんてこんなにあっという間なのかとびっくりすると同時に、思えば毎日、朝5時半に起きてバスで小樽駅へ向かい、JRと地下鉄を乗り継いで札幌まで通っていたことを思うと、よく頑張ってきたなとも思います。その間、妻も毎朝弁当を作ってもたせ、雪の日の送り迎えも含めてあらゆる面でサポートしてきたし、本当にお疲れさんだったなと思います。
 この高校3年間、たくさんのいい友達にも恵まれ、学業の面でも、妻に似たのか本当によく頑張って、この1月からの大学受験でも最大限のベストを尽くすことができたみたいだし、生涯忘れえない、充実した高校生活となったようです。だから、卒業生退場の場面で、歩いているすーちゃんの姿を見ていて、さすがに僕も涙が出ました。

 卒業生だけで480人もいるので、家族の参列は一家庭2人までという制約があり、僕と妻が夫婦で参列したのですが、洞爺からおじいちゃんも駆けつけ、この春から長野で就職するお兄ちゃんの柊太くんも帰省してきて、式後は4人ですーちゃんをお出迎えして、卒業を祝福しました。僕らがこういう商売をしていることもあり、みんなで温かく育てたすーちゃんだけに、本当に嬉しそうだったし、最高の想い出になったんじゃないかなと思います。

 春からは家を出て大学生活が新たに始まるすーちゃんですが、生まれてからずっと一緒にいたし、休みの日にはバイクに乗せてご飯を食べに行ったり、積丹半島をドライブしたり、たくさんの親子の想い出があるだけに、いなくなるなんて寂しいな、とも思います。でも、家を出て、自分で生活するようになったら、生きていく力がぐっと成長できるし、本当の自由ってどんなものかを知って、視野が大きく広がっていくと思うと、これからが本当に楽しみです。いろんな思いを巡らせながら、感無量となったこの卒業式でした。

 まぁこの春からは、いろんな人から「すーちゃんは、元気に頑張ってる?大丈夫? そんでもってお父さんは大丈夫?」って、どうせ言われるんだろうなぁ(笑)。


2024/02/08
レコードプレイヤー登場(だんな)
 先日、商大生の亜弥さんと仕事をしている中で、「カセットテープ」の話になりました。「俺が学生の頃は、レコード買ってきたらすぐにカセットテープに録音してたもんよ。レコードってのは、針が溝を掘りながら回ってるから、厳密に言うと聴けば聴くほど品質は落ちていくわけね。だから買ってきたばかりの、一番いい状態の時に、ちょっと奮発して買ったいいカセットテープに落とし込むってわけ」。きょとんとして聞いていた亜弥さんが「カセットテープって、だいぶ前に私のおばあさんが持ってて、DVDにダビングしてたのを見たことあります」と。僕は、「おい亜弥さん、それはカセットテープじゃなくて、ビデオテープだぜ。音楽じゃなくて、ビデオを撮るやつね。VHSってのが主流だったけど、その昔には「ベータ」っていう種類もあったんだよ。ま、知ってる人は少ないかも知れんけどね。ま、そんなことはエエにして(笑)、じゃ、カセットテープは見たことないのね?」「はい、まだ見たことないし、レコードも聞いたことないです。でもレコード盤はいつも憧れてて、どれか買って部屋に飾りたいと思ってました」と。

 そんな話の流れから、妻や千紗さん、さやかさんにも話をしてみたところ、「今の子たちは、実際にレコードを聴いたことない子も多いだろうね。店でレコードかけたら素敵なんじゃないかしら」という話になり、僕の部屋にあるレコードプレーヤーを店に持ってくることになりました。僕は学生時代に中古レコード屋めぐりが趣味で、かなりマニアックなものまで含めて、今も500枚ぐらい持っています。アメリカン・ロックばかりで、店の雰囲気に沿うものは少ないのですが、一応カーペンターズやサイモン&ガーファンクル、ブレッド、キャロル・キングあたりも持っているので、うるさくないようなものを選んで、時々かけてみようかと思います。ちなみに僕のレコードプレーヤー自体は最新仕様のもので、CDやMP3もかけられるし、レコードからUSBにダビングすることもできます。お客様がお持ちになられたレコードを店でおかけすることもできますし、それを録音してお渡しすることもできますので、お気軽にお申しつけくださいませ。

 レコード針が溝をつたう音がなんとも心地よく、これまで店でかけていたCDやBluetoothの音と比べると、なんとも味わい深く、ゆったりと落ち着いた気分になります。今さらながら、もっと早く気づけばよかったな、と後悔すらしている気分です。


2024/01/24
おかげさまで15周年(だんな)
 本日1月24日で当店もオープン15周年となりました。あっという間でもありますが、いろいろな出逢いや別れもあり、たくさん詰め込まれた15年だったなぁとも思います。それと、小樽へ来る前には洞爺で10年やっていたこともあり、僕の料理人歴も気づけば25年と、それなりに長くやってきたんだなぁとも振り返っているところです。

 Museのオープン前、2008年の秋ぐらいからいろいろと準備を進めていましたが、店名を決める際に、当初は「来てくれる人たちにとって、思い出のひとときになる場所にしたい」ということで、「小樽Moment(モーメント)」という名前に決めて、今のと同じ「M」のロゴマークを作りました。でも、「なんだかしっくりこないな」と内心思っていて、僕が京都に住んでいたころに行きつけにしていた「名曲喫茶みゅ〜ず」みたいな名前がいいんだけど、と妻に打診。「それいいね!じゃ、それに小樽をつけて小樽みゅ〜ずにしよう!」ってなことになり、税務署に開業届けを出す直前に名称変更となりました。もしそのまま「小樽Moment」だったら、今日の15周年があったかどうかは神のみぞ知るところ(笑)。

 とこで、この15周年を機に、ここ最近ずっと取り組んで来ていた新作を、そろそろメニューに出そうかと思っていまして、スタッフのみんなにもサンプルの試食を食べてもらいながら進めております。イカ墨リゾットの上にたんぽぽスタイルのオムレツを乗せた「イカ墨リゾットのオムライス」なんですが、イカ墨の選定はできて、安定入荷さえ仕入れ先と確約できればスタートさせたいと思っています。僕らの予想では、きっとかなりのヒット作になると思いますので、ぜひお試しいただければと思います。

 16年目となり、さらに精進して、新米のときと同じく特訓を重ね、料理にますます真摯に向き合いながら頑張っていきますので、どうかこれからもよろしくお願いもうしあげます。


2024/01/04
明日より営業スタート(だんな)
 一週間のお正月休みをいただいて、明日5日より2024年の営業スタートとなります。「あけまして…」と言うところですが、元旦の能登地震、羽田の航空事故など、年明け早々から考えらえない出来事があり、自粛すべきだと思います。一年で一番厳かな元旦という日に、亡くなられた方々、避難所で過ごす方々の気持ちを思うと、自分の身に置き換えることも絶する出来事です。今年がどんな年になるのか、なにげない日常を大切にしながら、日々を過ごしていかねばと思っているところです。

 このお正月休みは、本当になにも特別なこともせず、自宅でただゆっくりと過ごしていました。年末に妻の兄・永ちゃんと妻のお父さんが小樽へ来て、数日過ごしたのと、元旦に家族で住吉神社へ初詣に行ったぐらいで、娘の受験勉強の邪魔にならないように、部屋でひとりギターの練習したり、You Tubeをいろいろ観たりして過ごしていました。ただ、ずっと使ってなかった「ホームベーカリー」を引っ張りだしてきて、ライ麦パンや米粉パンを焼いたり、餅も作れるので、鏡餅や黒糖餅を作ったりして、普段あまりやらないことを、時間をたっぷりと使って楽しむことができました。

今日は再開前日ということで、店に入って厨房コンロの調整、整備作業をやりました。ちょうど妻のお父さんも小樽に来ていたこともあって、手伝いに来た妻が店に入ってきた瞬間、暗かったのと、妻が防寒ジャンバー姿でフードをかぶっていたこともあって、「あ、お父さん、こんにちは!」と父娘間違いの「ミス」を。「わたしだよ!どこが似てんのよ!」と立腹の妻に対し、「いや、ちょっと見、さすが親子だな、雰囲気そっくりだと思ったんだけど、いやでも違うわな、全然。ま、似てないってそもそも、雰囲気からして」となんとかリカバーしたものの、妻は無言でした(笑)。


2023/12/29
今年の営業も無事終了(だんな)
 昨日、28日をもちまして、今年の営業は終了いたしました。最終日の最終営業時間まで、本当にたくさんのお客さんがお越しくださり、本当にありがたかったです。今年一年、本当にありがとうございました。
 クリスマスディナー、スタッフ一丸となって乗り切ることができましたが、24日のクリスマスイブは、ちょっとしたアクシデントがありました。
 この真冬にも関わらず、スタッドレスタイヤを履いたクロスカブに乗っている僕ですが、ディナーの準備をしながら何度か買い出しにも出かけていて、店の前にド〜ンとバイクを停めたまま、厨房で仕込みに没頭していました。気づけばそのままディナータイムに突入し、16時半からクリスマスディナーのお客様が続々とご入店。ピークタイムの18時半、店内満席となっている中で、なんとパトカーが店の前に止まり、おまわりさんが店内へ。「店の前にバイク停まってて、通行人の邪魔になってるんだけど、移動してもらっていいですか?」僕は「あ!しまった、すっかりバイク停めてるの忘れてました、すみません。すぐ移動します」と、警察官に「連行」される形で店の外へ(笑)。「いや〜参ったなぁ、クリスマスイブのお客さんの前でこの絵はないわ」と思いながら、バイクを移動し、微妙な空気に包まれた店内へ戻り、頭を下げながら厨房へ。すると再び警察官が店に入ってきて、大きな声で「まぁ今回は厳重注意ってことだけで済ませるけど、一応書類だけは作るから免許証見せてもらっていいですかね?」と。「いや〜参ったなぁ、忙しいのわかってんだから勘弁してよ。ま、悪いのはわかってんだけども」と思いつつ、免許証持って厨房から出ようとしたところ、僕よりも先に妻が出て「こちらの不手際は申し訳ありませんが、お客様にご迷惑がかかるのでもう少し小さな声で言っていただけせんか」と逆転のカウンターパンチを(笑)。警察官は「すみませんでした」と謝り、僕とともに再び店の外へ。「1分で終わらせますので」と調書をとっている途中に、お会計を終えられたカップルが出てこられ、僕と警察官が二人並んで「どうもありがとうございました」とお見送りを(笑)。今年のクリスマスイブ、なかなかありえない絵になってしまいましたが、これもまたひとつの想い出にしていただければと(笑)。まぁしかし女は強いなぁと改めて思った次第でございます。

 さて、年明けは1月5日より営業再開いたします。この冬休みは、娘が大学受験ということもあり、遠出をしたりということもなく、静かにゆっくりと過ごして、来年に向けての鋭気を養いたいと思っております。みなさまもどうかよいお年をお迎えください。本当にありがとうございました。


2023/12/21
いよいよクリスマスに突入(だんな)
 気づけば今年も残すところあと10日となりました。いよいよ明日22日からクリスマスディナーコースのスタートとなります。22日と25日は通常の店内レイアウトのままでの営業ですが、23日と24日はテーブルを8つの島に分けてのクリスマススタイルでの営業となります。17時から19時までのメイン時間帯はどの日も満席となっておりますが、23、24日は拡張して、16時30分、20時からのご予約も承ることにしましたので、空席状況は「クリスマスディナーコース」のページをご確認くださいませ。

 あっという間に終わろうとしている2023年ですが、この年の瀬を迎えて、政治の方でも世界情勢でも、本当にいろいろなことが起こっています。僕あたりが場違いにとやかく書くことでもありませんが、来年は本当にどうなっているんだろう、と全く先が読めない年越しとなりそうです。店の方は、コロナで緊急事態宣言が出されたりしていた頃、厨房でひとり料理特訓を毎日何時間もやっていた成果を、今年はかなり発揮できた気がするし、自分の手ごたえとお客さんの満足度が合致してきている感覚があって、気持ち的には充実した年だったと思います。そして今年は、妻がキャンドルやワックスアートで忙しかった分、3人のアルバイトスタッフが本当に頑張ってくれて、チームワークで乗り切った一年でもありました。ランチタイムの「顔」のさやかさんはウィークデーはほぼ毎日出勤で4年目になるし、週末を中心に入ってくれる商大生の亜弥さんも、一年生の時から週に4回は来てくれて、来年は4年生。一番若くても店のことはなんでもわかっていて、頼りになるリーダー的存在。そして、いざというときにはいつでも駆けつけてくれる主婦の千沙さんは、明日からのクリスマスディナーを最終日まですべて受け持ってくれる、信頼厚いパートナー。3人には、いつも楽しく、気持ちよく仕事をさせてもらって、僕らも本当に恵まれているなぁと思うし、感謝で胸がいっぱいになります。明日からのクリスマス期間は、そんな思いの集大成となる日々ですが、ただ天気が相当心配です。ご予約いただいている方々は、ぜひ交通機関の乱れなども予想されておりますので、無事に時間通りにたどり着いてくださいますよう、祈るような思いでお待ちしております。


2023/12/06
Jun's Light、キャンドル展開催(だんな)
 今年も早いもので残すところあと3週間ほど。コロナがひと段落して、海外からのお客さんがどっと押し寄せてきたこともあって、一年を通して本当に忙しい毎日でした。デミグラスソースの追い仕込みが、最速でも2時間はかかるため、ほとんど毎晩のように日付が代わるまで仕込みをやっていて、体力的にもかなりハードな一年だったなぁと思います。間近に迫っているクリスマスの方も、今年もたくさんのご予約をいただいていて、23、24日はすでに残席がかなり少なくなっております。空席状況の方は、随時「クリスマスディナーコース」のページの方でアップしておりますので、ご予約前にご確認いただければと思います。カラオケの山下達郎「クリスマスイブ」のPVの舞台にもなったことがあるだけに、今年も最高にロマンチックなクリスマスを、ご予約いただいた皆様に楽しんでいただけるよう、頑張りたいと思います。

 さて、8日からは妻が札幌・大通ビッセにて、恒例のクリスマスキャンドル展を開催いたします。いつも通り3階の「ビッセギャラリー」にて、盟友のアクセサリー作家・桐 宮平さんとのコラボ展となります。妻にとって、今年はワックスアートの分野でも大きく飛躍できた充実の一年だっただけに、その集大成たる今開催で、その真価を存分に発揮することと思います。ぜひお一人でも多くの方に、会場に足をお運びいただければと思います。


2023/11/09
クリスマスディナー受付始まる(だんな)
 早いもので11月も中盤に突入。今週末には初雪も予想され、いよいよクリスマスが近づいてきたな、というムードになってきました。
 今年の日程は、25日が月曜日ということで、通常は定休日となるところですが、さすがにクリスマスの当日ということで、休まず営業いたします。22日金曜日から25日までは、ランチはお休み、夜は通常メニューは行わずクリスマスディナーコースのみとさせていただきます。現在のところ、23日土曜日を中心にご予約が入ってきており、例年よりもだいぶ動きが早い気がしています。
 子供の頃、クリスマスが近づいてくると街がイルミネーションで彩られて、その街灯りと雪とのコントラストがとても幻想的で、この時期ならではのロマンチックな雰囲気に、いつも魅了されていました。まぁぼくがそんなロマンチックな子供だったかは別にして(笑)、僕が感じたような気分を、街行く人に感じてほしいとの思いで、この店を作ってきました。今年も最高のクリスマスを味わっていただけるよう、料理はもちろん、店の雰囲気もしっかり創り上げていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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