キャンドルライトカフェ&レストラン 小樽Muse

2011年2月11日のスタッフの日記より


感動の雪あかりディナーライブ 


たった一晩で50センチほども積もった小樽。冬の風物詩「雪あかりの路」も、残すところこの3連休だけとなりました。
 昨夜は小樽のシンガーソングライター/ギタリストのおがわとーるさんをお迎えしてのディナーライブを開催。地元のたくさんの人からその音楽と人柄を愛され親しまれているおがわさんだけに、満席の店内は開演前から温かなムードに包まれていました。お食事やワインを楽しみながら、素敵な音楽を存分に楽しみたいというお客様の期待に応えるように、おがわさんも様々な切り口から素晴らしい音楽を届けてくださいました。
 ジャズやボサノバのエッセンスを盛り込んだセンス溢れるインストナンバーでは、生演奏の醍醐味までたっぷりと堪能させてくれたし、おがわとーるファンが必ずリクエストの上位に選ぶであろうオリジナル作品も次々に披露。Museのために作ってくださった「Moment〜小樽みゅーずのテーマ〜」ではギターと鍵盤ハーモニカを使いわけるパフォーマンスと心奪われるメロディラインで会場を沸かせ、一際大きな拍手喝采が向けられていました。後半ではなんとペ・ヨンジュンの「そっくりさん」となって登場。「冬のソナタ」のレパートリーを歌うというパロディで楽しませるつもりが、切々と歌いあげた「マイ・メモリー」がまたお客様の胸を打ち、涙を誘うことに…。珠玉のバラード「空がみえますか」や、アンコールの大合唱の中で最後に歌った「明日の地図」では、その深い歌詞の内容にも会場全体がどんどん引き込まれていくのがわかりました。
 人生の様々な困難や苦悩に真正面から向き合い、受け留めて、それを大いなる決意を持って乗り越えていこうとする歌の数々は、今の時代に多くの人から求められるものだし、誰にでも当てはまるものだと思います。すべての曲を歌い終わった後には、おがわさんを讃える大きな拍手で全体が包まれて、それがまた感動的な場面となって心に残りました。
 ひとつひとつを、これからも丁寧に聴き続けたいと思わせてくれるおがわさんの音楽には、爽やかさの中にも温かな暖をいただいたような魅力が感じられます。今年の「雪あかり」も、とても素敵な想い出ができました。

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