キャンドルライトカフェ&レストラン 小樽Muse

2013年11月11日のスタッフの日記より

熱気に包まれたput a soul ライブ


 昨夜は女性4人のコーラスグループ「put a soul(プットアソウル)」によるキャンドルナイトライブ。この晩秋で一番の冷え込みとなった夜、空には雪が舞い、辺り一面も真っ白になる中、定刻の18時には溢れんばかり、超満員のお客様がお集まりくださいました。すべての照明が落ちて、キャンドルだけが灯る薄明かりに登場したput a soulの4人は、まずはアカペラによる「スカボロフェア」からスタート。雪景色、キャンドルライトと合わせて、ゴスペルフィーリングに満ちた神聖な歌、コーラスワークが絶妙にマッチして、早くも会場の期待感がピークに達しているのを感じました。彼女たちが歌に導かれるきっかけにもなったであろう映画「天使にラブソングを」からのバラードや、ロバータ・フラックがヒットさせた極上のメロウナンバー「killing me softly(やさしく歌って)」など、客席をうっとりとさせる名曲を立て続けに披露した後、この夜のハイライトのひとつを飾った「I say a little prayer(小さな願い)」で会場はすっかりput asoulワールドに。
 休憩をはさんで第二部のMCが始まると、メンバー2人がステージにろうそくの灯ったバースデーケーキを持って登場。なんと、先週が誕生日だった妻を会場のみんなでお祝いしてくださるというサプライズをプレゼントしてくださいました。ケーキのろうそくの火を妻が吹き消すと「ハッピーバースデー」「オーハッピーデイ」を、客席参加型で歌い、妻もびっくりしたのと、その気持ちへの嬉しさで本当に幸せそうでした。最後は彼女たちput a soulの名刺代わりの一曲と言っていい、ジャクソン5の「Iwant you back(帰ってほしいの)」が、本場モータウンそのままのリズミカルなコーラスアクションで披露され、大歓声に包まれながら終了。もちろんそのままアンコールの拍手へとつながって、最後の最後に届けられたのはベートーベンの「第九」を原曲としたコーラスナンバー「joyfuljoyful」。賛美歌であると同時にリズム&ソウル、ラップなどの要素まで盛り込まれたこの曲は、ゴスペルを母体としたput a soulの魅力を余すことなく伝えられる、最高の一曲でした。


 洋画を鑑賞していると、よくレストランやバー、船の上など、ムーディな雰囲気が必要ないろいろなところで、女性シンガーによる歌、コーラスグループによるステージの場面が出てきて、僕はいつもあの雰囲気にあこがれていました。昨年、音座なまらいぶのリハーサルでput a soulの4人の歌声を初めて耳にしたとき、そんな自分が思い描いていた風景が現実のものになったような、なんとも素敵な気分を味わっていました。
  仲間が集まり、協力し合って、ひとつのものを作りあげていく。それを明るく楽しく、さらに目指すものに向かって前向きに取り組んで、その成果を多くの人の心に届けていく。想い描いていた映画の中の場面よりもはるかに、胸の奥に響く歌をたくさん、昨夜の彼女たちは届けてくれました。〜心(魂)を込めた歌を、心を持って受けとめて〜という「put asoul」の言葉そのままに…。




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